NEC(矢野薫社長)は、仏の大手通信事業者SFR(エス・エフ・アール、フランク・エッサー代表)が開始した仏国内初のフェムトセル(携帯電話の家庭用小型基地局)サービスに対し、フェムトセルとこれを既存のコアシステムに接続するフェムトセルゲートウェイなどを納入した。

 フェムトセルは、ブロードバンド回線に接続することで電波不感エリアを解消し、これまで自宅に携帯電話の電波が入らなかったユーザーが、第三世代携帯電話(3G)サービスを利用できるようになるのがメリット。3Gの電波を一つの家庭で占有できるので、携帯電話をはじめ、3G通信機能内蔵PCやデータ通信カードでの大容量データ通信がスムーズに利用できる。

 NECは、他社に先駆けてフェムトセル事業に着手。欧州を中心に各社の実験に参加しており、業界団体フェムトフォーラムのボードメンバーも務める。同社は、今回のSFRのほかにも商用システムや実験を受注しているという。