イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム、渡辺功社長)と東急エージェンシー(五十嵐正社長)、日立システムアンドサービス(日立システム、林雅博社長)は12月16日、渋谷駅周辺のハチ公前広場などにおいて、地域情報配信の手段としてエリア限定のワンセグ情報配信(エリアワンセグ)の実証実験を2010年1月12日(予定)から11年1月31日まで約1年間にわたって実施すると発表した。

 今回の実証実験は、イッツコムと東急エージェンシー、日立システムの3社が共同で行うもので、東京急行電鉄、日立製作所の協力の下、総務省関東総合通信局から実験試験局免許の交付を受けて(予定)実施する。各社の役割分担は、イッツコムがシステム運用・サービス企画、東急エージェンシーがサービス企画、日立システムがシステム構築、テクニカルサポートを担当する。

 実験では、渋谷駅前(ハチ公前公園、SHIBUYA109など)を中心とする電波伝搬フィールドを構築。駅前のビルやオフィスが建ち並ぶ複雑な都市空間において、効率的な電波伝搬方式の検証を行う。また、携帯電話などのワンセグ機能付き端末に向けて、地域情報やイベント情報などを配信する。あわせて、その視聴効果を分析し、将来的なエリアワンセグのサービス実用性を検証していく。

 なお、検証にあたっては、12月1日から渋谷地区で開始された経済産業省「平成21年度 ITとサービスの融合による新市場創出促進事業(e空間実証事業)」において実施されるサービス(pin@clip:ピナクリ)との連携も予定している。