富士通、NEC、NTTデータ、日立製作所、東芝と、大学共同利用機関法人の情報・システム研究機構国立情報学研究所は、ソフトウェアの信頼性と安全性向上を目的としたフォーラム「ディペンダブル・ソフトウェア・フォーラム(DSF)」を発足した。

 DSFでは「ディペンダブル・ソフトウェア」と呼ばれる障害を起こさないソフトウェア生成の実現を核に、故障や攻撃発生の予防、故障の数や攻撃の減少、耐障害性の3点から、実践的で系統・論理的な構成技術と設計技術を確立するための研究開発活動を行う。

 まず、利用者が安心して利用できるソフトウェアを実現する有力な手段と見込む形式手法を検討する形式手法適用評価ワーキンググループ(FMAWG)を立ち上げる。形式手法は、品質の高いソフトウェアを効率的に開発するために、数学を基盤とした矛盾のない仕様書を書き、正しいかどうかを検証する手法。FMAWGでは、形式手法について実績やノウハウをもつ企業・個人・団体と、議論と知見の共有を行い、共同で成果物を構築する。

 また、実際の開発現場で有効な形式手法の適用事例やノウハウの蓄積や公開を行っていく。こうした取り組みを通じて、形式手法の産業界への普及と定着を目指すと同時に、形式手法を適用したシステム開発の可能性を追求する。