スイッチなどネットワーク(NW)関連機器を中心に、IP電話やIP・PBXなどコミュニケーション関連までを網羅して検証サービスを手がける米Spirent(エドワード・ブラムソン社長)は、アジア地域のビジネスを堅調に伸ばしている。とくに日本では、大手通信事業者との取引が増えており、今後も需要が増大すると判断。販売代理店を増やしていくことで、日本の売上高として今年度(2010年12月期)に2ケタ成長を見込んでいる。

 グローバルサービスのディレクターであるアングス・ロバートソン氏は、「日本では、NGN(次世代通信網)などを使ったIPサービスの拡充に向け、通信事業者が迅速な製品開発を求めている」という。同社の検証サービスは、「テストオートメーション」と呼ぶ、遠隔から機器やインフラの検証ができることが売りで、「時間と手間がかからないことにユーザーが関心をもっている」とアピール。これにより、NTTグループやKDDIなどを顧客として確保した模様だ。販社については、東洋テクニカなどネットワーク機器の販売やインフラ構築を得意とするインテグレータとのパートナーシップ深耕を進めており、「さらに販売パートナーを増やしていく」考え。技術者へのトレーニング強化など販社に対する支援制度の拡充を図ることで、新規の販社を開拓していく。

 NW関連の検証サービスは、アジレントをはじめとして、イクシアが日本ビジネスの本格化を図るなど競争が激しくなりつつある。しかし、「欧州でのビジネスを生かせば勝てる。日本でシェアを高めていく」方針を示している。(佐相彰彦)