OKIデータ(杉本晴重・社長CEO)は1月下旬、「COREFIDO(コアフィード)シリーズ」の新製品、A4カラーLED(発光ダイオード)プリンタ2機種を発売した。両機種は、専用LSIを搭載し、スリープ電力はクラス最小の0.9Wを実現。世界初の10Wを切る小型・高機能プリンタとなる。同シリーズは「5年間無償保証」を売りに販売台数を急激に伸ばしている。今回のA4機ラインアップ強化や新たにパートナー経由のトナー回収の実施などで、2次店を現在の約300社から500社へ増やし、2010年度(11年3月期)の国内プリンタシェア(ドットプリンタ含む)で、今年度を1%程度上回る年間平均シェア8%を目指す。

「アフターマーケット」拡大も可能に

 「COREFIDOシリーズ」の新製品は「C610dn」と「C711dn」の2機種。いずれも、スリープ電力はクラス最小で、高速プリント機能(毎分カラー34枚/モノクロ36枚)を備えたオフィス向けA4カラーLEDプリンタだ。「5年間無償保証」が付いた同シリーズでは、初のA4機。1月下旬から出荷を開始し、年間3000台の販売を目指す。

 また、この両機種の発売を機に、同シリーズの純正リサイクル・トナーカートリッジ「Grow the future」の販売を開始する。カートリッジの回収は、パートナーを介して実施する。パートナーにとっては顧客のトナー交換時期が分かり、プリンタ機器の販売拡大だけでなく、Web通販などに奪われていたトナーの「アフターマーケット」を拡大することも可能という。

 同シリーズは、「5年間無償保証」が売りとなり、国内プリンタ市場が減速するなかでも伸び続けている。栗本清・国内営業本部長は「(大手ディストリビュータなどの)2次店経由の販売を中心に好調。文教市場向けにも仕様を固めて提供したところ、これが奏功して学校現場に受けている」という。この状態を維持するために、10年度中にモノクロ機など同シリーズの新機種を次々とリリースする計画だ。

 10年度のターゲットとしては、中堅・中小企業(SMB)の一般オフィスと大手企業・官公庁の攻略に重きを置く。それぞれ、台数ベースでSMBについては今年度に比べ9%増、大手企業・官公庁では21%増を狙う。販売戦略面では、地域戦略を含めた2次店獲得などを強化する。同社の2次店は、昨年度から100社程度増えており、現在約300社。これを来年度は500社に引き上げてチャネル網を拡充し、販売増を図る考えだ。(谷畑良胤)