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日本タンバーグ、働き方に合わせた多様なテレプレゼンス体験ツアー
2010/04/19 10:09
タンバーグは、ノルウェーのオスロに本拠を置き、ビデオ会議システムとコミュニケーションを実現するネットワークインフラでは世界トップシェアを誇る。売り上げは年30%ペースで成長し、無借金経営という優良企業でもある。現在世界34か国にオフィスを構え、90か国でセールス、サポートサービスを展開している。
タンバーグは、昨年は「Video Conference」をテーマに、会議室を中心としたコミュニケーションを訴求してきた。今年は「Video Conference」を「Visual Communication」に置き替えて、働き方、使う人、使うシーンに合わせた製品群を揃え、高画質で、すべての人がどこからでも、思いのままにコミュニケーションできる世界を実現する。
人と人とのコミュニケーションは、言葉だけでなく、口調や声のトーン、さらにボディランゲージを交えたほうが、意図の伝達率が高くなる。また、ビデオ会議システムは、実際の人の移動を伴わないため、コスト削減やグリーンIT、業務効率向上、CSR向上にもつながる。
体験ツアーは、オフィスの受付からスタート。受付には、デスクトップ型テレプレゼンスシステム「E20」が設置されている。同社では「See Hello(見てあいさつしよう)」というメッセージングを行っている。オフィス内では社員個々がこの端末を持っているという。
EBCの受付を過ぎると、ガラス越しにビデオ会議システムの検証ブースが見える。最近では、国内でも40-100台の大規模なビデオ会議システムを検討する顧客が増えているという。同社は、こうした大規模なビデオ会議ネットワークを管理できるツールとして、「TANDBERG Management Suite」を提供している。
8人程度の利用を想定した会議室を見学。52インチデュアルモニタが設置されていた。使い方によって、デュアルモニタにするか、65インチのシングルモニタにするかを選択できる。2-4人ほどの小会議室には、壁に42インチモニタが設置してあった。役員向けのエグゼクティブルームには、65インチモニタが置かれている。資料の共有か、意志決定に使用するのかなど、目的によって導入するシステムは変わる。
タッチパネルシステムを採用した最新のデスクトップシステム「EX90」も展示。社内の離れた席にいる人とコンタクトをとるのに便利なシステムだ。チームコラボレーションを円滑に進めたり、遠隔地にいるエキスパートの知識を有効活用することが可能になる。カメラはオートフォーカスで、向きを下にすると反転し、机の上に置いてある資料を写すことができる。
シャープではタンバーグのビデオ会議ソリューションを導入し、多拠点会議に利用。アルプス電気では、製品の品質管理などに活用している。
今後はタッチパネル採用製品を続々投入予定
3面にモニタを配置した「T3」は、放送業界のノウハウを生かして、座っている人物の立体感を視覚的に表現するブルーバックを利用している。対向の人物が3面のモニタ間を移動すると、音もそれに伴って移動。誰がどこから話しているのか、音と視覚で追うことができる。目線に近いところにカメラを設置することで、より臨場感を高めた。
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