マイクロソフト(樋口泰行社長)は、シトリックス・システムズ・ジャパンとの共同で、「Virtual Desktop Infrastructure」(VDI)ユーザー向けに無償プログラムの提供と「VDI」ライセンスの改定を実施。デスクトップ仮想化技術とソリューションを拡充する。

 「VMware VDI ユーザー向け無償プログラム」は、「VMware View」を利用しているユーザー企業のプラットフォーム移行を支援。「Microsoft Virtual Desktop Infrastructure Standard Suite」と「Citrix XenDesktop VDI Edition」のライセンスを、1社あたり最大500本まで、無償で提供する。

 また、「VDI クイックスタート」として、新規に「VDI」を採用するユーザー企業に、特別価格で必要なライセンスを購入できるプログラムを展開する。「Microsoft Virtual Desktop Infrastructure Standard Suite」は最大約70%オフ、「Citrix XenDesktop VDI Edition」は最大約50%オフで提供する。

 サーバー上で集中管理された仮想化デスクトップの使用権とリモートアクセスの権利は、2010年7月1日から「Windows Software Assurance」(Windows SA)が提供する権利に含むようにする。「Windows SA」契約を締結しているユーザー企業は、「VDI」の環境で「Windows OS」を利用する場合でも、別個にライセンスを購入する必要がなくなる。

 「VDI」ライセンスの改定にあわせ、「Virtual Enterprise Centralized Desktop for Software Assurance」(VECD for SA)は、6月30日で提供を終了する。「Windows SA」を保有しないユーザー企業向けに提供していた「VECD」の提供も終了し、「Windows Virtual Desktop Access」(Windows VDA)に変更となる。

 4月2日から提供している「MDOP 2010 Refresh」は、「Microsoft Enterprise Desktop Virtualization 1.0 SP1」(MED-V 1.0 SP1)の日本語環境での動作サポートや、「Microsoft Application Virtualization 4.6」(App-V 4.6)の「VDI」向け新機能、64bitアプリケーションサポートなど、仮想化製品ポートフォリオをさらに拡大した。

 「App-V 4.6」では、このほかに「Microsoft Office 2010 Deployment Kit for App-V」(近日提供予定) を利用することで、「Office 2010」を仮想化した際に、従来の仮想化された「Microsoft Office」よりも多くの機能を利用することができる予定だ。