SIとソフト開発の富士通ビー・エス・シー(富士通BSC、兼子孝夫社長)は、5月14日、2009年度(10年3月期)の連結決算を発表した。

 売上高は前年度比4.8%減の321億8700万円、営業利益は同0.9%減の22億3100万円、経常利益が同1.4%減の20億2000万円、当期純利益が同2.0%減の11億4700万円となった。景気後退の影響で売上高は減少したものの、利益は原価改善や販売管理費の削減、パッケージ償却コストが減少したことで、若干のマイナスにとどめた。

 売上高減少の要因となった事業部門は、エンベデッド(組み込み)システム開発で、前年度比16.1%減の44億6100万円。落ち込み幅が最も大きかった。ニコン子会社のニコンシステムと合弁会社を設立したことによって、デジタルカメラに組み込むソフトの開発ビジネスは伸びた。だが、売り上げボリュームの大きい携帯電話向けが、ユーザーの買い替えサイクルの長期化などで開発規模が縮小した。

 今年度の業績見通しは、売上高が同2.5%増の330億円、営業利益が同7.6%増の24億円、経常利益が同21.3%増の24億5000万円、当期純利益が同17.6%増の13億5000万円。

 富士通BSCは、富士通グループのSIとソフト開発を手がける企業。企業・官公庁向け業務システム開発・運用と、組み込みソフト開発業務に強みをもつ。プロダクトとしては、オンメモリデータベース「Oh-Pa 1/3」やセキュリティソフト「FENCE」、建設業向けERP「CAP21」などがある。

兼子孝夫社長