「全国高校生プログラミングコンテスト」の開催など、学生の情報教育を支援する全国情報技術教育研究会(全情研)の会長に、埼玉県立熊谷工業高等学校の金子正明校長が新たに就任した。

全情研の新会長に就いた熊谷工業高等学校の金子正明校長
 全情研は、情報技術教育の普及・振興を目的として活動する団体で、全国の工業高校と高等学校の計約300校が会員になっている。情報技術教育の有効な教育課程や指導法を研究しながら、学生のソフト開発力やモノづくり力を試すイベントを定期開催。学生の情報技術に対する関心の向上を下支えしている。人気イベントの「全国高校生プログラミングコンテスト」は毎年開催しており、今年で31回目を数える。10月31日に開催する予定で、5月28日~8月27日まで申し込みを受け付けており、高校生なら誰でも参加できる。

 金子会長は今後の活動方針として「従来の活動を継続しながら、情報技術の習得に頑張っている学生の姿を世の中にもっと知ってもらえるようにしたい」と説明。そのなかで、IT教育に積極的な学校や学生を紹介・支援する特定非営利活動法人の「ITジュニア育成交流協会(A.JITEP)」など、IT関連業界団体との連携を強める姿勢を示している。「A.JITEPの方針・活動は全情研の思いと一致する」と語り、情報技術を活用した優秀作品を表彰するA.JITEP主催の「BCN ITジュニア賞」については「学生にとって大変励みになる取り組み」とみて、今後も継続的に連携したいとの意向を示した。

 金子会長は、主力活動の「全国プログラミングコンテスト」で、「将来は、地方の学生がインターネットを活用して、遠隔地から参加できるようにしたい」と構想を述べ、その一方で「学生の情報技術(IT)教育を加速させるためには、教員のITに関する教育スキル向上が急務」と強調。全情研の活動をさらに活性化したい意向である。(木村剛士)

A.JITEPが主催する「BCN ITジュニア賞」の旗を広げる金子会長。
「情報技術の勉強に努力している学生をもっと紹介したい」と熱く語る