イメーション(市村操社長)は、ノートパソコンのHDDなどをSSDに交換する「2.5型SSD M-CLASSアップグレードキット」を7月21日に発売した。ターゲットを“カジュアルユーザー”と表現しながらすそ野を広げ、新たなSSDユーザーを発掘する。

森下和彦マネジャー
 同社がユーザー対象に据える“カジュアルユーザー”とは、パソコン中級者を中心に、先進的な技術や言葉を理解しているが、「パソコンを本格的に組み立てたことはない」「自作パソコンの経験が浅い」などといった層を指している。森下和彦・コンシューマ商品マーケティング本部プロダクトマネジメント部ペリフェラルグループマネジャーは、「パソコンのヘビーユーザーだけをターゲットにすると、市場規模は限られてくる。SSDを普及させるポイントは、新しいユーザー層を掘り起こしていくことだと判断した」と語る。その先兵となるのが、「2.5型SSD M-CLASSアップグレードキット」だ。

 「2.5型SSD M-CLASS アップグレードキット」は、ノートパソコンのユーザーが簡単に内蔵HDDをSSDに交換できるよう、外付用ドライブケースとデータ移行ソフトをSSDにバンドルした。これまでデータ移行ソフトをバンドルしたものはあったが、外付用ドライブケースまでバンドルしたSSD製品は今回が初めて。ユーザーは、ノートパソコンに内蔵されたHDDなどをSSDに交換することで、手もちのノートパソコンを簡単に高性能モデルにできる。

 ユーザーのすそ野拡大策として、同社では製品パッケージの目立つ場所に同社ウェブサイトのURLを記し、サイトへ誘導。ウェブサイトでは、映像を交えながら、ノートパソコンの内蔵HDDの取り外し方からSSDの取り付け、さらに取り外したHDDを外付けHDDとして活用する方法など、SSDへのアップグレードを分かりやすく説明している。さらに、店頭でも映像などでアップグレード方法を流すことを検討しているという。

 森下マネジャーは、「先進的な技術を積極的に取り入れている姿勢をアピールしたい。今回のSSD製品は、当社のブランドを幅広いユーザーに認知してもらうための戦略商品の一つ」と位置づける。(佐相彰彦)

2.5型SSD M-CLASSアップグレードキットでは、データ移行後に取り出したHDDを外付けHDDとして活用できるドライブケースを用意