「先端IT活用推進コンソーシアム」(鶴保征城会長)が9月8日に発足し、活動を開始した。コンソーシアムには、アドソル日進、インフォテリア、ウルシステムズ、東芝ソリューション、日本ユニシス、日立システムアンドサービス、富士ゼロックス、富士通などの国内有力ITベンダー20社が参加。企業での先端情報技術(IT)の活用と、技術者育成の推進を目的とする。

 コンソーシアムは、先端IT分野について、複数の企業が共同で研究・検証・実証などを行うことで企業での先端ITの適用サイクルを早め、同時に先端ITに知見の深い技術者を育成する。これによって、先端ITを活用した企業活動の価値向上を支援していく。

 活動する主な先端IT領域は以下の通り。
(1)クラウド・テクノロジー分野(Hadoop、NoSQLなど)
(2)インターネットデバイス・アプリケーション開発環境分野(iPhone、iPad、Androidなど)
(3)リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)分野(HTML5、Ajaxなど)
(4)コンテキスト・コンピューティング分野(Semantic Web、Service Engineeringなど)
(5)ソーシャル・コミュニケーション分野(Twitter、Facebook、OpenSocialなど)
(6)実世界と情報世界の重ね合わせ分野(ARなど)

 具体的な活動として、各部会のメンバーによるそれぞれの領域の研究、先端ITの試用・評価、プロトタイプの作成、成果発表(セミナー)などを実施する予定。

 コンソーシアムは、XMLコンソーシアム(00年7月-10年3月)の活動意図を継承する団体としての性格をもつ。活動の対象をXMLから先端IT分野に拡大し、また旧XMLコンソーシアムのメンバーの多くが参加することで、そのノウハウを引き継ぎ、さらに新しいメンバーの参加を得て、活動を拡大・発展させることで、積極的に社会に貢献する。コンソーシアムでは、会員募集を本格化することで、10年度末までに50社程度の参加を見込む。