東芝ソリューション(梶川茂司社長)は6月1日、同社のXMLデータベース技術が、情報処理学会の「平成21年度 喜安記念業績賞」を受賞したと発表した。

 同賞は、情報技術に関する新しい発明のほか新しい機器や方式の開発・改良、事業化プロジェクトを推進し、顕著な業績をあげ産業分野への貢献が明確になったものに授与するもの。今回の受賞では、同社のXMLデータベース研究・開発への取り組みが「従来困難であったXMLデータベースの大規模化の道を切り開いた」と評価された。

 東芝ソリューションでは、独自に研究・開発した「構造自動抽出技術」・「問合せ最適化技術」を基に、テラバイト級のXMLデータでも高速処理するXMLデータベース「TX1」を05年に商品化し、XMLデータベースの大規模化の要望に応えてきた。TX1最新バージョンは、データベースを分割し並列検索する「分散並列検索技術」の開発・実装により、数十テラバイトクラスの大容量データでも高速処理することを可能にした。

 TX1は、これらの特徴を生かし適用ソリューション分野を広げ、現在では特許情報検索や新聞コンテンツ管理、電子申請情報管理、防災情報共有、規程管理など、さまざまな情報システムに活用されているという。