日本IBM(橋本孝之社長)は、x86サーバー「System x」の拡販を目的に、マイクロソフト(樋口泰行社長)と組み、両社による共同セミナー「サーバー販売実践塾」を企画、全国8か所で9月から順次開催する。日本IBMのパートナーを中心としたITベンダー向けの内容で、「System x」やマイクロソフトのソフトウェアを活用したソリューションを訴求。ITベンダーを経由したサーバーの拡販に結びつける。

サーバー拡販目的に全国8か所で開催

田代裕樹事業部長
 「サーバー販売実践塾」は、ITベンダーに対してサーバーを活用したITソリューションを解説し、ITベンダーのビジネスに活用してもらうのが目的。日本IBMとマイクロソフトは、そうすることで自社製品の販売に結びつける。

 主な集客ターゲットは、「すでに日本IBMのパートナーになってはいるものの、連携が今以上に必要なリセラー」(田代裕樹・パートナー&広域事業パートナー第三事業部事業部長)とした。これまで日本IBM製品を販売したことがないITベンダーとの協業促進のためには、「PCサーバー販売フォーラム」というセミナーを約2年前から開催しており、それとの差異化を図った。「新規のパートナー開拓には『PCサーバー販売フォーラム』を、既存パートナーとの連携強化は『サーバー販売実践塾』で」(同)という位置づけだ。

 内容は、仮想化ソリューションなどサーバーを販売するためのシナリオ解説や、マイクロソフトのライセンス体系や購入方法の説明など。五つのプログラムを用意し、約3時間半の内容とした。セミナーの参加者には、サーバー販売のためのノウハウをまとめ、約200個のセールスツールを収録したDVDを無料で提供するほか、参加者が名刺に貼り付けてPRに活用するための「サーバー販売マイスター」と記したシールを贈呈する。

 開催場所は、東京のほか大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、広島、熊本の計8か所で、熊本以外はマイクロソフトの支店で開く。9月14日の東京での開催を皮切りに、11月中旬までにすべて開催する計画だ。東京と大阪については2回開催し、合計10回で累計480人の来場を見込む。

 田代事業部長は、「サーバーの販売で、今回のような内容と規模でマイクロソフトと協業することは従来はなかったこと。新しいマーケティングアクションだ」と説明。そのうえでプログラムについて、「クラウドが主流になればサーバーが売れなくなると思っているITベンダーは多いが、日本IBMはそうとは考えていない。クラウドが浸透しても、ITベンダーがサーバーを販売するチャンスは多いにある。その点を訴求する」と話し、意気込みを示している。(木村剛士)