ニッセイ情報テクノロジー(NISSAY IT、和田俊介社長)は、自社内に社員と協力会社社員、計約1万名が利用する大規模なデスクトップ・クラウド環境を構築し、10月1日から利用を開始する。

 社員が共通して利用している決裁システムや勤務管理システム、メールシステムなど、約10の業務アプリケーションやグループウェアを、デスクトップ・クラウドで提供する。これによって、アプリケーションをクライアント端末ごとにインストールすることなく、ユーザーの権限に応じて活用することができるようになる。端末管理を集約できるので、約40%のコスト削減につながると同時に、どのクライアント端末からもアプリケーションを利用できるようになり、端末機器に縛られないワークスタイルを実現する。

 NISSAY ITは、日本生命の基幹ウェブシステムの開発、テスト向けIT環境を構築するなど、保険業界のノウハウを生かした先進的なクラウド・サービスを開発。保険業界向けの各種ソリューションをクラウド・サービスとして提供する基盤構築に取り組んでいる。

 保険業界向けクラウド基盤には、日本アイ・ビー・エム(日本IBM、橋本孝之社長) のx86ブレード・サーバー「IBM BladeCenter HX5」と、ディスク・ストレージ「IBM XIV Storage System」を採用。BladeCenter HX5はIBMの次世代x86サーバーのアーキテクチャー「第5世代 Enterprise X-Architecture(eX5)」に準拠し、大容量メモリが搭載できる。

 デスクトップ・クラウド環境の仮想化には、シトリックス・システムズ・ジャパン(マイケル・キング社長)の「Citrix XenDesktop TM Enterprise Edition」に含まれる「Citrix XenApp 6」によるアプリケーション仮想化機能を活用した。1万ユーザー規模でのアプリケーション・ストリーミング機能の実装は国内初。また、ウェブトラフィックを高速化するウェブアプリケーション・デリバリ・コントローラの「Citrix NetScaler」を導入した。

 デスクトップ環境の仮想化の設計・構築は、日立製作所(中西宏明社長)による支援を受け、2か月の短期間での実装・稼働開始を実現した。