ITコーディネータ協会(関隆明会長)はこのほど、11月に実施する経済産業省が推進する資格「ITコーディネータ(ITC)試験」を、コンピュータを使用して受験できる「CBT(Computer Based Testing)方式」に移行することを明らかにした。協会は、「以前から要望があったことで、より受験しやすくして、資格取得者を増やしたい」(関会長)という狙いを明らかにしている。この試験は、9月15日から申し込みを受け付けている。

 CBT方式の試験は、試験と評価サービス会社である米プロメトリック社の日本法人とタイアップして実施する。プロメトリック日本法人は、9月15日から11月12日の期間で試験の申し込みを受け付けている。試験の実施は11月1~30日まで。受験者は47都道府県すべてのプロメトリック試験会場(テストセンター)のなかから、自分の都合に合わせた日時で試験会場を選択することができる。

 プロメトリック日本法人が提供している試験の種類は、プロジェクトマネジメントの国際資格であるPMPや英語検定のTOEFL、日本証券業協会の外務員資格試験、主要なIT(情報処理)系の認定資格試験など500以上ある。試験会場を全国に200か所配置し、コンピュータやインターネットを活用することで、試験実施にかかる物理的な手間や時間、人的コストを大幅に削減できる試験運用サービスを提供している。

 ITコーディネータ協会は、7月1日から中小企業診断士などの資格保有者向けに、ITコーディネータ試験の選択問題が免除される「ITコーディネータ専門スキル特別認定試験」についても、コンピュータを使った試験をプロメトリックで行っている。関会長は「ITコーディネータ協会は、10年前の協会設立当初から、ITCの資格保有者を1万人にする目標を掲げている。早期にこの人数を達成するため、CBT方式を採用し、受験しやすい環境をつくった」と話している。

全国のITCが“つながる”
会員・有資格者向けSNSを開設

 全国のITコーディネータ(ITC)6550人が、普段の取り組みについて情報共有・交換する場として、ITコーディネータ(関隆明会長)はこのほど、協会のホームページリニューアルに合わせてSNS「知のネットワーク」を開設した。

 このSNSは、ITコーディネータ協会の会員や理事・監事、ITCの有資格者が利用できる。利用者は、ITCの資格者IDか協会会員IDと、協会から通知されたパスワードを入力することで使うことができる。

 協会で実施している業務開発・広報委員会や育成・認定委員会など18ある委員会・ワーキンググループ(WG)に関することを掲載したコミュニティサイトや、「ITCの広場」として全国を9地区に分けて、「SaaS/EDI-WG」の取り組みを語り合うコーナーなどがある。

 また、ITコーディネータ協会などから「最新のお知らせ」として最新の活動内容を告知する掲示板やアクセスランキングなども用意した。また、活発に議論しているコミュニティにスポットを当てて掲載するコーナーや地域の写真アルバムを載せる場所、届出組織の所属を地図で現す「マップ」コーナーなどもある。(谷畑良胤)