ニフティ(今村隆社長)は、10月28日、パブリック型クラウドコンピューティングサービス「ニフティクラウド」で、利用者から要望の高かった四つの新機能の提供を開始した。

 新機能は、「サーバーコピー」「カスタマイズイメージ」「オートスケール」「基本監視・パフォーマンスチャート」。

 「サーバーコピー」は、各種設定を完了した利用者のサーバーを「ニフティクラウド」のコントロールパネルからの操作で複製する。価格は525円/件。

 「カスタマイズイメージ」は、各種設定を完了した利用者のサーバーをイメージとして保存することで、サーバー新設や多数増設する時の作業負担を軽減する。価格は、イメージ作成は525円/件、イメージ保存はCentOS、RedHatが3150円/月、Windowsが4200円/月。

 「オートスケール」は、利用するサーバーが事前に設定した負荷状態になった場合、自動的に「カスタマイズイメージ」からサーバーを複製する、価格は、オートスケールの設定1件につき1050円。

 「基本監視・パフォーマンスチャート」は、サーバーの稼働や負荷状況を監視し、設定条件に合致した場合には録先のメールアドレスへ自動通知する。また、サーバー、ロードバランサーの利用状況をグラフ表示する。価格は、有償版が3.15円/時だが、有償版はキャンペーン価格の適用によって、2011年3月末まで無料で提供する。無償版も用意する。 

グラフ表示の例

 ニフティは、今年1月27日に「ニフティクラウド」の提供を開始し、クラウドサービス事業に参入した。同社のサービス基盤を活用し、顧客の利用状況に応じて、サーバーやディスクなどの増減がオンラインで柔軟に対応できるオンデマンド性や、1時間単位で利用できる従量課金の料金プラン、@nifty運営で培った大規模システムの豊富な運用実績という三つの特徴をもつ。従量課金制に加え、定額制も選択できる。

 サービスを利用するには、初期費用は「0円」でスタートでき、申し込み操作は3分で完了する。サーバー準備にかかる時間も約5分ですむ。利用企業は、現在490社以上。

 10月20日には、「ニフティクラウド」のサービス拡大を目指し、8月にクローズドβ版で公開していた「ニフティクラウド」のAPIを、正式版として公開。これによって、外部プログラム開発者が簡単に「ニフティクラウド」向けのアプリケーションを作成できるようになった。