増大し続けるインターネットの脅威で、多くの企業がセキュリティ攻撃のターゲットになるのではないか、という心配を抱えている。ネットワークやシステム、eメール、インターネット、データなどのさまざまなセキュリティインシデントを管理する必要性に迫られており、調査や修正などに多くの時間を費やしているケースもある。そこでマカフィーは、合理的なエンドポイントセキュリティの実現を追求。セキュリティの進化が求められているなか、新スイートを投入した。

高ニーズの機能を統合、セキュリティの進化を追求

 マカフィーが合理的なエンドポイントセキュリティスイートとして市場に投入したのは、「McAfee Endpoint Protection Suite(EPS)」「McAfee Endpoint Protection Advanced Suite(EPA)」「McAfee Total Protection for Endpoint Enterprise Edition Suite(TPE)」の3製品。市橋満・マーケティング本部マーケティング部担当マネージャーは、「ユーザー企業が求めているのは、さらなるセキュリティ機能の向上と、セキュリティに関するコストダウン。これらのニーズに応えながらセキュリティの進化を追求した結果、さまざまな機能を搭載し、しかもリーズナブルに提供できるようにスイートを発売することになった」と語る。

 「EPS」は、マルウェア対策、デバイス制御、eメール、ウェブセキュリティなど、中堅以上の企業が必要としている基本的なエンドポイントのセキュリティ機能を搭載している。簡単導入や一元管理などが売りで、とくに企業内システム担当者の業務効率化に貢献する。セキュリティマネジメントコンソール「McAfee ePolicy Orchestrator」と統合することで、レポーティングや監査も一元管理できるようになる。1ライセンス1万1287円(税込、最低11ライセンス、初年度サポート料込)という価格設定で、市橋マネージャーは「コスト面でも導入しやすい」とアピールする。

McAfee Endpoint Protection Suite

 「EPA」は、「EPS」にファイアウォールやネットワークアクセスコントロール(NAC)、ポリシー管理などの機能を追加したスイート。大企業をユーザー対象に、一元的なポリシー管理やアクセス制御、監査を提供する。市橋マネージャーは、「企業内にある資産の安全性とコンプライアンス維持を目的としている」という。価格は、1ライセンス2万3247円(税込、最低11ライセンス、初年度サポート料込)に設定した。

McAfee Endpoint Protection Advanced Suite

 「TPE」は、「エンドポイントのセキュリティをすべて網羅する」ことをコンセプトに、大企業向けの包括的なセキュリティスイートとして位置づけている。基本的な機能に加え、ディスク暗号化をはじめ、WindowsだけでなくMacやLinuxなどのウイルス対策もカバー。価格は1ライセンス4万5990円(税込、最低11ライセンス、初年度サポート料込)。市橋マネージャーは、「業界最高クラスのスイート」と自信をみせている。

McAfee Total Protection for Endpoint Enterprise Edition Suite

マイグレーションを軸に拡販、価格と機能で競争に勝つ

 マカフィーは、「中堅以上の企業に対する製品提供は、価格競争が激しい」(市橋マネージャー)と捉えている。とくに、大企業を中心にセキュリティに関する機能追加で、価格に対する要求が厳しくなっている。コンプライアンスは重要ではあるものの、ユーザー企業にとってはできるだけセキュリティにコストをかけたくないというのが本音。マカフィーは「スイート」にすることで「乗り換えれば、自動的に新機能が付いてくる」ことをアピールする。

 スイートの投入は、販売パートナーにとってもビジネスチャンスになる。市橋マネージャーは、「セキュリティ環境の“マイグレーション”という意味合いで、リーズナブルなスイートを提供すれば導入につながる」と断言する。マカフィーは、今回の三つのスイート製品を含めたシステムセキュリティのビジネスで、さらなる拡大を目指す。