【米オーランド発】米IBM(サミュエル・パルミサーノ会長)は、現地時間の2月15日、米フロリダ州オーランドで開催中の「IBM PartnerWorld 2011」で、米国の中堅エンターテインメントベンダーである米Music Mastermind社の音声処理パッケージソフト「SoundBetter」を、IBMのパブリック・クラウド「Smart Businessクラウド・サービス」上に実装したと発表した。IBMのビジネス・パートナーである米Micro Strategies社の協力を得て実現した。会場では、両社の関係者がプレス向けにデモンストレーションを行った。

IBMイベントのプレスカンファレンスで「SoundBetter」を実演する米Music Mastermind社(左)と米Micro Strategies社の関係者

 「SoundBetter」は、口でメロディラインを奏でて、その音にギターやベース、ドラム、シンセサイザーなどを加えることで、オリジナルの楽曲を簡単に制作できるソフト。ビジネスモデルは、日本の「GREE」や「モバゲー」などソーシャルゲームサービスと同じで、最初は無料だが、曲を作る際に必要となる機材や楽器などを有料で購入する仕組み。 

音声処理ソフト「SoundBetter」の画面。アバターのような楽器演奏者が出てきて、曲を制作していく

 IBMのボブ・ホーイ ゼネラルビジネマネージャーは「価格設定がうまくいけば、確実に収益の上がるビジネスモデルだと確信している。ハードやソフトに新たな投資をすることなく、当社のパブリック・クラウドを使うことで実現した」と話す。また、米Music Mastermind社の関係者は「誰でも自由に使えるソーシャルゲームのような課金をするビジネスだ。将来はアーティストと連携して収益を上げるモデルも考える」と語った。(谷畑良胤)

IBMのホーイ・ゼネラルマネージャーは「確実に収益の上がるビジネスモデル」と語った