データセンター(DC)などにネットワーク機器を提供するシスコシステムズ(平井康文社長)は、東日本大震災が同社のDC向け事業にどれほどのインパクトを与えたかについて、「プラスとマイナスが混在し、結果は震災前とほぼ変わらない」(データセンタ/バーチャライゼーション事業統括の石本龍太郎専務執行役員)との見解を示した。

データセンタ/バーチャライゼーション事業統括の石本龍太郎専務執行役員

 東日本大震災の影響によって、ユーザー企業がディザスタ・リカバリ(DR)対策として社内サーバーをDCに移す動きが活発化するなど、DCの需要拡大が注目を集めている。シスコの石本専務執行役員は、「震災を受け、あるDC事業者が設備投資を30から100に伸ばしたというケースもあれば、逆にDC事業者が設備投資を控えることもある」とみて、「DC向け事業が急速に伸びるようなことはない」としている。(ゼンフ ミシャ)