【大連発】横河ソリューションズ(木畑仁社長)のグループ会社で、中国に拠点を置く横河信息系統(大連)は、横河ソリューションズの中期経営計画をベースとして、3か年計画を策定。リーマンショックの影響を踏まえたうえで、筋肉質な体制づくりを目指している。

 横河信息系統(大連)は、中国でのビジネス展開のための戦略的拠点として2007年に立ち上がった。主に、工場の自動化ソリューションや、グローバル市場向けの業務アプリケーションなどの開発を行っている。

 横河信息系統(大連)の企業理念は、「中国・日本を含むグローバルの顧客に対し、情報ビジネスの戦略拠点として、高品質な製品、サービスを提供することにより、社会に貢献する」。2013年以降のビジネス拡大に向けて、技術力を強化。坂本修董事総経理は、「オフショアをキーワードに日本との関係を密にしながらも、自立した事業会社としての確固たる位置づけを築く」と意気込む。今は個人、組織の力を高める段階にある。

坂本修董事 総経理(右)と、藤原公教質量総監

 同社は、製造業でも医薬・食品・化学を中心に、ERP、MES(製造実行システム)、工場内のさまざまな操業状況をリアルタイムに管理するPIMSなどのソリューションを手がけている。製造に特化した業務知識を身につけるために、プログラマとして採用した現地社員を定期的に日本へ出向させ、親会社で6か月OJT、Off-JTを行い、人材育成を行っている。これによって、プロジェクトマネージャーやSEへのキャリアアップを目指す。最初は日本の顧客をターゲットとし、将来は中国でシステムの需要を取り込む考えだ。(鍋島蓉子)