【オーランド発】米パラレルスは、米国時間の2月15日、パートナー企業向けカンファレンス「Parallels Summit 2012」を米フロリダ州オーランドで開催した。初日の基調講演では、バーガー・スティーンCEOが、SMBのクラウドサービス利用を促す戦略や、アプリケーションの標準規格であるAPS(Application Packaging Standard)の重要性をアピールした。

バーガー・スティーンCEO

 パラレルスは、サービスプロバイダ(SP)がSMBを対象にクラウドサービスを構築するための製品やサービスを提供。製品は、世界の上位30位以内に入る通信事業者のうち12社が採用し、2011年には新たに150社のSPが導入するなど、広がりをみせている。導入したSPをパートナー企業として位置づけ、製品だけでなくSMB攻略のコンサルティングも提供。SPのクラウドサービス事業の拡大を支援することで、SMBへのクラウド普及を目指している。

 スティーンCEOは、「SMBのIT投資額は、全世界で1兆ドルに達している。大きな市場で、クラウドサービスが普及する可能性は非常に大きい」と述べたうえで、「クラウドサービスを広めていくためには、地域や業界などに特化した(SPの販社となる)リセラーが非常に重要となる」と説明。同社は、ISVの開発するSaaSアプリをSMBが利用する流通経路として、ISVとSMBの間にSPとリセラーが入るエコシステムの構築を進めている。

スティーンCEOの基調講演に聞き入る参加者たち

 また「APS」に関して、「アプリケーションとクラウド基盤を統一するには、APSが必要となる」と訴え、APS準拠のウェブホスティング用コントロールパネル「Parallels Plesk Panel」の新製品を発売することも明らかにした。

 基調講演では、昨年活躍したパートナー企業を称える「Parallels 2011 Partner Award」も開催。「Winners」に選ばれたパートナー企業に壇上でトロフィーを渡した。(佐相彰彦)

「Parallels 2011 Partner Award」を開催