京セラコミュニケーションシステム(KCCS、小林元夫社長)は、スマートデバイス(スマートフォン・タブレット端末)向けソリューションを体系化した。具体的には、端末管理・セキュリティ対策ツールやコンテンツ共有・配信ソフト、スマートフォン端末など、企業・団体がスマートデバイスを導入する際に有効なソリューションを集めている。

早田麻子
事業部長
 KCCSが今回用意した主なソリューションは、(1)電子文書などのデータ配信サービス「GreenOffice Publisher」、(2)業績データ管理・分析機能の「GreenOffice Profit Management」、(3)端末認証サービス、(4)データ通信サービス「KWINS Phone」の四つ。過去に販売していたものと、新製品を組み合わせて体系化した。

 スマートデバイス関連ソリューションを企画・販売するICT第1営業本部ビジネスイノベーション営業統括部の早田麻子事業部長は、「独自のユーザー調査で、個人所有のものを含めて、スマートデバイスを活用したいと考えている企業がけっこう多いことがわかった」と、ニーズの高さを実感している。「KCCSは、すでにスマートデバイスでも使えるITソリューションをもっていた。それに新しいソリューションを加えて、複合提案できるようにした」と語っている。

 今回メニュー化したなかでも、今年1月に発売した「KWINS Phone」はスマートフォンにデータ通信サービスとセキュリティ機能を組み合わせたモデル。端末と音声通話、データ通信サービスをセットにすることで、申し込みと端末の設定に要する時間を減らし、コストも削減できるという。ユーザー企業がスマートデバイスを導入する際に最も懸念する項目が「セキュリティ」である点を考慮し、端末にはMDM(モバイルデバイス管理)機能を組み込んだ。IDとパスワードによる個人認証や、電子証明書による端末認証を行うことができ、情報漏えいを防ぐ。KCCSは「KWINS Phone」には競争力があるとみて、それを軸に提案し、その後、ほかのサービスの販売に結びつけようと考えている。「KWINS Phone」の販売目標は、2013年度3月期に売上高10億円。(木村剛士)