SIerのシーイーシー(CEC、柏木茂社長)は、3月29日、スマートハウス向けの認証・検証サービス市場に本格参入すると発表した。家電メーカーや電力会社などが参加するエコーネットコンソーシアム(梅村博之理事長)から国内初の「ECHONET Lite」認証機関に認定されたことを受け、まずは4月1日にスマートハウス規格の「ECHONET Lite」の認証付与サービスをスタートする。

 電力事情の悪化や首都圏での電気料金の値上げが懸念されるなか、ITを活用して省エネを実現するスマートハウス市場の拡大が見込まれている。シーイーシーは、「ECHONET Lite」規格の認証付与サービスに加えて、今後、HEMS(Home Energy Management System)と家電機器との接続性検証や、各種センサとスマートメーターとの接続検証などのメニューを追加し、スマートハウス関連の検証サービス事業で3年で10億円の売り上げを目指す。

スマートハウス規格「ECHONET Lite」のシステム概要

 シーイーシーは、1999年、携帯電話の動作検証を中心とする第三者検証サービスに参入した老舗ベンダー。2005年からは「PROVEQ(プロベック)」ブランドで事業を拡大してきた。スマートハウス市場では、2008年にエコーネットコンソーシアム認定の認証機関として「ECHONET」規格認証付与サービスを始めている。

 「ECHONET Lite」は、スマートハウスを構築するために、HEMSと家電機器、スマートメーターや太陽光発電システムなどの機器間の情報のやりとりを規定した通信規格。2011年12月に、エコーネットコンソーシアムが一般に公開した。今年2月には、経済産業省がHEMSと家庭内機器をつなぐ標準インターフェースとして「ECHONET Lite」の推奨を決定している。(安藤章司)