日立製作所(中西宏明社長)は、このほど、中堅・中小企業(SMB)向けの運用管理ソフトウェア「Hitachi IT Operations(HITO)シリーズ」で展開する稼働監視ツール「Analyzer」の新バージョン「V3」を発売した。機器情報の変更を監視し、障害発生の原因分析に役立つ変更情報を取得する機能を新たに装備した。

 「Analyzer V3」は、ユーザーによるシステムの変更を監視する機能を追加した。この機能では、ファイルシステムの削除をはじめ、論理ボリュームの削除やソフトウェアのアンインストールといった変更情報を取得する。変更情報の取得を踏まえて、障害の予兆がみられたり、障害が発生したりする場合にその要因を細かく調べて、システムの障害発生を予防したり、発生時に迅速に対応することができる。

 HITOシリーズの「Analyzer」は、大手・中堅企業向けのシステム運用管理ツール「JP1」の機能を絞り込み、SMBのニーズに最適化したパッケージ製品。従業員数が10~1000人、年商が5億~500億円の企業を主なターゲットに据えている。多数のプラットフォームに対応するほか、監視を行うエージェントソフトを不要にするなど、価格や運用の面でSMBのユーザーが導入しやすいように図っている。

機器構成を表示する管理画面

 日立製作所 情報・通信システム社ソフトウェア事業部でHITOシリーズの販売推進を担当する雨宮廣和主任技師は、「自動で機器構成を表示する、わかりやすい管理画面を訴求することが、客先でのポイントになる」と提案のヒントを語る。社内システムに稼働監視製品を導入していないユーザー企業をターゲットに、販売パートナーに提案パターンを教示することなどによって、「Analyzer V3」の事業拡大に取り組む。(ゼンフ ミシャ)