日本マイクロソフト(樋口泰行社長)は、セイコーウオッチが市場のグローバル化に対応するために、国内・海外に分かれていたデータベースを統合するにあたって、既存の他社製データベース環境を「SQL Server 2008 R2」に仮想化して移行し、情報活用基盤の刷新と大幅なコスト圧縮を実現したと発表した。

 セイコーウオッチは、海外60か国、120拠点で利用している販売/在庫情報を集約・分析する海外現地法人/代理店向けの販売管理システムや海外市場向け情報系システム、国内市場向け情報系システムを、それぞれ別のシステムとして構築・利用してきた。しかし、市場のグローバル化が進むなかで、地球規模での情報収集と分析ができる統合情報インフラの構築が求められていた。

 複数のデータベース製品を比較検討した結果、仮想化に適したライセンス体系でコストが抑えられること、各種BIツールが標準で提供されていることなどから、「SQL Server 2008 R2」の採用を決定した。

 セイコーウオッチの荻野雅人IT推進室長は、「先年、セイコーホールディングス内にIT推進室が設置され、グループ全体としての効率的なITシステムの整備、情報化計画の方向性が示され、ITの標準化と効率化、コストの圧縮を促進していくことが決まった。そうした流れのなかで、今回の『SQL Server 2008 R2』によるデータベース統合は必然的な進化の方向だといえる」としている。