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三木泰雄社長 |
加えて、中堅・中小企業(SMB)ではクラウドサービスの初期導入に向けてパブリッククラウドを利用するケースが出始めている。そのため、オンプレミス型とパブリッククラウドを組み合わせるニーズにも対応することを訴えているわけだ。
エンタープライズハイブリッドクラウドの浸透に向け、同社はSIerやサービスプロバイダとのパートナーシップを築くことに力を入れている。それがvCloud Powered認定パートナーだ。これまでは、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、NTTコミュニケーションズ、ソフトバンクモバイルの3社だった。今年7月には、ゼネックITソリューションズと日立システムズの2社が加わった。三木社長は、「vCloud Powered認定パートナーの協業を通じて、とくに中小規模のユーザー企業に対してクラウド基盤を訴求していく。また、地方のユーザー企業にアプローチをかけるなど、規模や地域の範囲を広げてエンタープライズハイブリッドクラウドを訴えていく」との方針を示す。
販売・サービスの提供を手がける「VMware認定サービスプロバイダーパートナー」は、7月の時点で117社に達している。三木社長は、「今後も、vCloud Powered認定パートナーを増やしていきたい」との考えを示しており、「VMware認定サービスプロバイダーパートナー」への技術支援を強化して「vCloud Powered認定パートナー」としての参加を促す。(佐相彰彦)