経済産業省は、電力不足が懸念されている電力会社の地域の企業や家庭に対して、今夏の節電要請を行っている。7月初めから9月第1週までの平日9時~20時が節電要請の対象だ。この節電を手助けするアイテムとして、今年から推進されているのが「蓄電池」と「HEMS(Home Energy Management System)・BEMS(Building Energy Management System)」である。「蓄電池」は、13時~16時のピークカットを行うことを目的として、導入促進事業が行われ、「定置用リチウムイオン蓄電池導入促進」のための補助金が用意されている。SII(環境共創イニシアチブ)が窓口となって、機器導入費用の三分の一(上限あり)を補助してくれる。時間帯別電灯契約を交わし、電力料金の安い夜間に充電しておいて昼間の電力使用ピーク時に使用することで、昼間の節電を行いつつ、電気料金を抑えることができる。