日本データ復旧協会(濱田兼幸理事長)は、9月20日、2011年(1~12月)のハードディスクドライブ(HDD)の復旧依頼件数が7万8000台と、10年の6万8000台から大幅に増加したと発表した。パソコンの販売台数(稼働台数)の増加に加え、東日本大震災の影響で依頼件数が増えた。2012年は、震災の影響がなくなることや、景気の低迷、BCP(事業継続化計画)の意識の高まりによるハードウェアの増強などによって、11年から微減すると見込む。

 実際に復旧した件数は5万8500台と、10年の5万4400台から約4000台増加と推定。震災で被災した案件(震災品)の復旧率が通常より低かったことが要因で、津波などによる泥水・汚水に浸かったメディアのデータ復旧が困難であることを示している。通常は80%程度の復旧率だが、震災品の復旧率が低かったことを加味して、全体の復旧率はおよそ75%に低下したと推定した。(安藤章司)