日本IBM(マーティン・イェッター社長)は、コンピューティング資源を最適に統合し、計画から導入、運用までの作業を簡素化する「エキスパート・インテグレーテッド・システム」のラインアップを拡充し、高性能プロセッサ「POWER7+」を採用したクラウド向けシステム「IBM PureApplication System W1700(W1700)」を2月28日に発売する。

 「W1700」は、サーバー資源に「POWER7+」搭載サーバーを採用したクラウドシステム。1プロセッサ・コアあたり最大20台の仮想サーバーを稼働することができ、高い集約率と処理能力を実現する。採用している仮想化技術「PowerVM」は、ハードウェアによるサーバー仮想化を実現し、セキュリティ上の脆弱性を最小化する。セキュリティが高く、高い集約率を実現するので、1台で複数の仮想サーバーが稼働し、ネットワーク経由でサービスを提供するクラウドシステムに適している。

 1月には、「W1500」のラインアップに新たにエントリモデルを追加し、提供を開始している。搭載プロセッサ・コア数に応じた2種類のモデルを用意。32コアと64コアモデルのいずれかを選択できる。サイズは現行モデルの42Uに対して新モデルは25Uで、消費電力を約30%削減できる。

 また、「エキスパート・インテグレーテッド・システム」のラインアップに、データベース(DB)基盤の新ハイエンドモデル「IBM PureData System for Analytics N2001(N2001)」を追加し、2月1日に提供を開始した。

 「N2001」は、Netezzaテクノロジーをもとに、プロセッサ、メモリ、HDDだけでなく、集積回路の各種搭載ハードウェアの性能向上を図り、トータルの分析処理スピードを既存モデルの3倍に引き上げた。さらに、1ラックあたりのユーザーデータ領域を既存モデルの1.5倍に拡張することでスピードと容量の両面を強化し、今後のビッグデータ分析のニーズに対応する。