米IBM(バージニア・M・ロメッティ社長兼CEO)は、12年度第4四半期の連結決算を発表した。

 12年度第4四半期の潜在株式調整後の1株あたり利益は、前年同期の4.62ドルから11%増の5.13ドルとなった。営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後1株あたり利益は、前年同期の4.71ドルから14%増の5.39ドル。また、当第4四半期の純利益は、前年同期の55億ドルから6%増の58億ドルとなり、営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年同期の56億ドルから10%増の61億ドルとなった。

 第4四半期の総収益は293億ドルで、前年同期の1%減(為替変動の影響を調整した場合は変動なし)だった。リテール・ストア・ソリューション(RSS)部門の売却による影響を除外すると、為替変動の影響を調整した総収益は1%増。

 地域別の業績は、南北アメリカ地域の当第4四半期の収益は125億ドルで、前年同期から変動なし(為替変動の影響を調整した場合は1%増)。欧州/中東/アフリカ地域の収益は91億ドルで、前年同期比5%減(3%減)。アジア太平洋地域の収益は前年同期比4%増(5%増)の70億ドルだった。OEM事業の収益は6億7900万ドルで、前年同期比5%減。

 第4四半期のグローバル・テクノロジー・サービス事業全体の収益は2%減(為替変動の影響を調整した場合は変動なし)の103億ドル。グローバル・ビジネス・サービス部門の収益は3%減(2%減)の47億ドルとなった。グローバル・テクノロジー・サービス事業の税引前利益は5%増で、税引前利益率は19.2%に上昇した。グローバル・ビジネス・サービス部門の税引前利益は変動なしで、税引前利益率は17.2%に上昇した。

 第4四半期のソフトウェア部門の収益は79億ドルで、前年同期比3%増(為替変動の影響を調整した場合は4%増)。税引前利益は前年同期比8%増の40億ドルだった。「WebSphere」「インフォメーション・マネジメント」「Tivoli」「Lotus」「Rational」の各製品を含む主要なミドルウェア製品全体の収益は55億ドルで、前年同期比5%増(為替変動の影響を調整した場合は6%増)。オペレーティング・システムの収益は7億900万ドルで、前年同期と比べて変動なし(為替変動の影響を調整した場合は1%増)だった。

 第4四半期のシステムズ・アンド・テクノロジー部門の収益は総額で58億ドルで、前年同期比1%減だった。リテール・ストア・ソリューション(RSS)を除外した場合は、収益は前年同期比4%増。システムズ・アンド・テクノロジー部門の税引前利益は23%増の10億ドルとなった。

 RSSを除外したシステム製品の収益は4%増。このうち、「System zメインフレーム・サーバー」による収益は前年同期比56%増で、成長市場での収益が68%増加している。第4四半期の「System z」の総出荷量は、MIPS(毎秒100万回の命令実行能力)換算で66%増となり、同社の四半期におけるMIPS換算総出荷量の最高記録を樹立した。「Power Systems」による収益は前年同期比19%減。「System x」による収益は2%減だった。システム・ストレージの収益は前年同期比5%減。RSSの収益は、第3四半期に実施した事業売却の結果、前年同期から2億3900万ドル減となった。マイクロエレクトロニクスのOEMの収益は4%増。

 第4四半期のグローバル・ファイナンシング部門の収益は、前年同期比2%減(為替変動の影響を調整した場合は1%減)の5億3500万ドルだった。税引前利益は1%増の5億1800万ドル。

 2012年12月31日を期末とする通期の純利益は、前年度通期の159億ドルから5%増の166億ドル。営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年度の163億ドルから8%増の176億ドルとなった。潜在株式調整後の普通株式1株あたり利益は14.37ドルで、前年度の13.06ドルから10%増となった。営業ベース(非GAAP)の1株あたり利益は15.25ドルで、前年度の13.44ドルから13%増。IBMは、これで10年連続で1株あたり利益の2ケタ成長を達成した。

 12年度通期の総収益は、前年度通期の1069億ドルから2%減(為替変動の影響を調整した場合は変動なし)の1045億ドル。