インテル(吉田和正社長)とダイワボウ情報システム(DIS、野上義博社長)は、7月11日、小学校でのITを活用した授業の実践を進めるため、児童のプレゼンテーション力を育成する「小学校ICT活用授業 児童のプレゼン力コンテスト(プレゼン力コンテスト)」を開催することで合意したと発表した。

 両社は国内教育現場で児童・生徒1人1台のタブレット端末環境整備推進を目指し協力しており、今回、タブレット端末向けプレゼン作成ソフトウェア「ピッケのつくるプレゼンテーション」を活用した授業を通じて、T21プロジェクトの協力を得て、「プレゼン力コンテスト」を実施する。コンテストに向けて、7月11日から14年4月末日まで利用できるソフトウェア・ライセンスの無償配布を開始した。

 授業コンテストは、児童自らが主体的に考え、判断し、また協働学習やプレゼンの発表を通じて表現力、伝える力を育むためにどのように授業を構成・実現するかがテーマ。全国の小学校教職員が応募者となって、プレゼンテーションを活用した児童の考える力、伝える力、表現力の育成に向けて実施された授業を募り、その応募のなかから好事例と評価されたものを表彰する。

 実施・運営には、インテルと放送大学教育支援センター教授の中川一史氏、園田学園女子大学教授の堀田博史氏、金沢星稜大学教授の佐藤幸江氏による21世紀型スキルの育成を目指したT21プロジェクトメンバーが参画。プレゼン力コンテストを通して、ICTを活用した協働学習や1人1台端末環境のための授業実践モデルを構築し、全国の教育委員会、学校、教育関係者などへの提供を目指す。

 プレゼンテーション作成ソフトウェア「ピッケのつくるプレゼンテーション」は、グッド・グリーフ(朝倉民枝代表取締役)がインテルの支援を得て開発したもので、教育現場でITを活用することで、子どもたちのプレゼンテーション力を育成することを目的としている。低学年児童でも簡単に使うことができ、教育現場での導入が進むタブレット端末のタッチやペン操作にも対応する。

 製品版ソフトの販売は、今年秋から教育機関向けにDISが行う予定で、教育事業「DIS School Innovation」の一環として、教育市場向けタブレット端末のほか、電子黒板、プロジェクタなどのICT機器とのトータル・ソリューション販売での展開を目指す。また、コンテストの特別協賛社としてソニーマーケティングが参画し、今後、教育市場へのタブレット端末の拡販を図る。