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アンラボ、PCとモバイル端末に対応したSaaS型統合マネジメントサービスを発売

2013/10/21 18:39

 アンラボ(金基仁代表取締役)は、10月10日、資産管理とセキュリティ対策を一元化した新製品として、SaaS型統合マネジメントサービス「AhnLab Eco Office Security suite(AhnLab EOS:アンラボ エオス)」の販売を開始した。

 組織内のWindows PCやAndroid/iOSなどのモバイルデバイスに対応したSaaS型統合マネジメントサービス。デバイスにエージェントをインストールして、管理者がウェブベースのポータルサイトから集中制御する。わかりやすいUI(ユーザーインタフェース)によって、簡単に使うことができる。

 アンラボ独自のアンチウイルスエンジン「V3」を強化した「V3 for EOS」を搭載。強化した「多次元分析プラットフォーム」によって、ビヘイビアベース、レピュテーションベースなど、さまざまな分析技術を複合的に適用し、脅威の侵入段階で防止する。

 デバイス管理は、電源管理やIT資産管理、セキュリティ管理の機能を提供。電源管理では、管理対象となるPCやサーバーの電力使用量と稼働時間を可視化することで、社員の勤務時間やPCの電源を落とさずに帰る社員が誰なのかを簡単に把握できる。また、過去の電力使用量を参考基準にした「基準電力値」を設定することで、現在の電力使用量をレベル表示する。

 IT資産管理では、IT資産のデバイス情報とインストール済みソフトウェア情報を確認することで、ムダな資産の購入を抑制できる。さらに、ソフトウェアのライセンスやその他資産(リース・レンタル機器)を管理して、ライセンス更新切れやメンテナンス情報などを事前に確認することができる。

 セキュリティ管理では、セキュリティソフトウェアの状況とMSセキュリティパッチの適用状況を把握することができる。また、USBの許可・遮断管理と利用履歴を確認することで、USBの無断使用と情報漏えいを防ぐ。さらに、管理者が管理対象のPCやサーバーのセキュリティポリシー(アンチウイルス機能)を設定することができる。

 モバイル管理機能としては、Andorid/iOSのモバイルデバイスに対して、利用ポリシーの管理や各デバイス情報とインストール済みのアプリ一覧の取得、機能の制限などの機能を提供。とくにAndroidでは、GPSを利用した位置情報からの追跡、紛失・盗難時にはリモートロックやデータ初期化によって情報漏えいを防ぐ。

 価格は、初期費用が無料で、1年契約が1端末につき年額5000円、月額契約が1端末につき月額500円。販売を開始する10月時点の契約プランは「1年契約」だけで、「月額契約」プランについては後日提供する。
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外部リンク

アンラボ=http://www.ahnlab.co.jp/

「AhnLab EOS」=http://www.ahnlab.co.jp/eos/index.html