キヤノンソフトウェア(キヤノンソフト、加藤高裕社長)は、1月31日、企業内の業務用ウェブアプリケーション開発の自動化ツール「Web Performer」の最新版「Web Performer V1.4.0」を発売した。開発画面を改良し、アプリケーション操作画面の完成形を明確にイメージしながら、直感的に開発を進めることができるようになったという。

高橋嘉文 部長
 「Web Performer」は、業務要件と実装要件の基本設計情報にもとづいてリポジトリを登録するだけで、ウェブアプリケーションを100%自動生成することができる。企業内で使用する業務アプリケーションの開発がターゲットで、ユーザー企業に加え、SIerにも短期間・プログラムレスでウェブアプリケーションの開発ができる環境を提供している。累積導入社数は300社を超えた。

 最新版では、開発のしやすさを改良した。従来は、Excelのような表形式で項目とデータを関連づけてアプリの操作画面を設計していたが、事前のイメージ通りの画面に仕上げるには、一定の知識とスキルが必要だった。しかし、最新版の「V1.4.0」には、操作画面の完成形に近いかたちの開発画面で作業ができるレイアウトエディタ機能を追加し、ドラッグ・アンド・ドロップでの容易な画面設計を実現した。また、レイアウトエディタ上では、画面項目間の参照関係やカーソルの移動順など、項目に設定している属性情報も確認することができる。

 同社ソリューション事業本部事業企画本部ソリューション企画部の高橋嘉文部長は、「業務要件と実装要件の登録の仕方をわかりやすくするということを念頭に、機能を改善した。レイアウトエディタによって、できたものがイメージと違うということもなくなるし、項目間の参照関係なども一覧できるので、設計上の間違いが起きにくいのもメリット」と、最新版の機能に自信をみせる。

 さらに、これまでは商用データベースにしか対応していなかったが、オープンソースのデータベースであるMySQLも実行環境に追加した。これによって、「クラウドシステムのオープン化の要請に応えた」(高橋部長)という。

 キヤノンソフトは今後3年間で、1000本のライセンス導入と、40億円の売り上げを目指す。高橋部長は、「従業員数300人以上の企業や中小のSIerがメインのターゲット。潜在顧客は6000社とみている」と話しており、十分達成可能な数字だと意気込む。親会社であるキヤノンマーケティングジャパンの販売網も生かして、全国で新たなユーザーの開拓を進めていく。(本多和幸)

画面項目間の参照関係などを開発画面で確認できる