1stホールディングス(内野弘幸社長)は、グローバル事業を強化するために、2014年3月、シンガポールに現地法人を設立し、東南アジア地域での製品展開を開始する。

内野弘幸
社長
 1stホールディングスは、09年5月に中国・上海に100%出資子会社の文雅科信息技術(上海)有限公司を設立し、本格的なグローバル展開を開始。現地ベンダーとの協業を深めて、中国市場に対して、BIツール「Dr.Sum EA」シリーズや帳票ソリューション「SVF(Super Visual Formade)」を提供している。11年には、百貨店・小売業者向け顧客管理システムを手がけるウイズシステム(元木昭裕社長)の中国子会社、大連唯知計算機系統有限公司(大連ウイズシステム)の全株式を取得し、現在は孚世科信息技術(大連)有限公司(1st-TC)と改名して、1stホールディングス製品の中国向けローカライゼーションや、製品マニュアルの作成、中国国内向けサポートを展開している。中国市場では、現地ローカル企業の開拓に重点を置いており、内野社長によると、「約100社の顧客を獲得している。このうちの約8割が現地ローカル企業だ」という。

 今回、グローバル事業を強化するにあたって、多くの日系IT企業が東南アジア地域でのヘッドクオーターを設置しているシンガポールに現地拠点を設立。緊密な関係にある日系IT企業と連携を図りながら、シンガポールをハブとして東南アジア地域での製品展開を図る。内野社長は、「東南アジア地域では、まだローカルマーケットのIT需要が大きくないので、まずは日系企業をターゲットとしてBIツールや帳票ソリューションを提供していく」と、今後の展開を述べた。(真鍋武)