【上海発】クオリカの中国現地法人、高律科(上海)信息系統(水沼充総経理)の自社ソリューション販売が好調だ。ソリューション事業の売上高は、一昨年度(2012年12月期)が前年比で約2倍、昨年度はさらに前年度比約3倍に急拡大している。

 ソリューション事業の主力商材は、製造業向け生産管理システム「AToMsQube」と、外食産業・飲食業向け店舗・本部支援システム「TastyQube」の二つ。ともにSaaS型のサービスとして提供している。課金制で初期費用が抑えられることや、3か月程度という短期で導入できることがユーザーに受け入れられ、日系企業を中心に「AToMsQube」は約50社、「TastyQube」は約1800店舗が利用。水沼総経理は、「『AToMsQube』に関しては、受注が多すぎて導入が間に合わない状況だ」と笑みをみせる。

 今年度は、ソリューション事業の売り上げを20~30%積み増しする計画を立てている。「これまでの解約率は0%だが、やみくもに顧客の数を拡大するのではなく、お客様に満足して使っていただけるよう、サポート体制を強化する。お客様に使いこなしていただき、しっかりと経営改善の成果を出してもらいたい」(水沼総経理)という方針だ。

 また、現在はほぼ直販だが、今後は代理店経由の販売にも力を入れる。日系・中国系の販売パートナーを育成して、クオリカ上海は顧客サポートを充実させていく構想を立てている。(上海支局 真鍋武)

水沼充総経理