一般社団法人のコンピュータソフトウェア協会(CSAJ)は、6月11日、定時総会を開催して新体制と活動方針を決定し、記者会見で発表した。

 新会長には、筆頭副会長を務めていた豆蔵ホールディングスの荻原紀男社長が就任。筆頭副会長にはピー・シー・エー(PCA)の水谷学社長、副会長にはサイボウズの青野慶久社長、日本事務器の田中啓一社長、ネクストウェアの豊田崇克社長、インテリジェントウェイブの山本祥之社長が就いた。専務理事は前川徹氏が引き続き務める。前会長のオービックビジネスコンサルタント(OBC)の和田成史社長は、名誉会長に就いた。

CSAJの新幹部。6月11日の定時総会で決まり、同日会見を開いた

 荻原会長は、会見で三つの活動方針を発表。「一つ目が、市場調査や政策への提言を積極的に行うソフト業界のシンクタンクになること。二つ目は、グローバル化を支援する役割を担うこと。三つ目が、ベンチャー企業の育成やビジネスマッチングを通じたソフト産業全体の底上げ、ビジネスチャンスの創出」とした。

 会見の質疑応答で、荻原会長は「各IT団体と連携する必要があるのではないか」という記者の質問に対し、地方のIT団体とMIJSコンソーシアム(MIJS)との連携に言及。「地方のソフト会社が、下請けではなく、自らビジネスを生み出すことができるよう支援したい。海外進出の支援については、MIJSとの連携が必要だと思っている。MIJSとは、いっしょ(の団体)になって活動したいくらいの気持ちをもっている」と、MIJSとの協業に強い関心を示した。

 荻原会長は、三つの活動方針の具体化とともに、目標として「2020年までに現在の会員企業数である約400社を1000社にしたい」と語り、CSAJの発展を約束した。(木村剛士)

記者会見で活動方針を語った荻原紀男会長