一般社団法人のIT検証産業協会(IVIA、浅井清孝会長)は、7月4日、IT機器・サービスの検証サービス業について解説するイベント「IT検証フォーラム 2014」を東京・千代田区のJPタワーで開催する。参加は無料。

 2005年10月設立のIVIAは、IT機器の検証ビジネス関連の企業と団体・個人を会員とする団体。検証業務の標準化や技術者認定試験を企画・運用、検証ビジネスを手がける企業の課題や要望を聞き取り、官公庁に提言する活動を行っている。技術者の育成では、検証業務を行う技術者のスキルを見定める指標として「IT検証技術者認定試験(IVEC)」を2007年に開始している。

 7月4日に開催する「IT検証フォーラム 2014」は、検証ビジネスに関連する情報を、複数のセッションで提供する。経済産業省や独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が政策を語るほか、大学教授やITベンダーが、セキュリティやスマートテクノロジーなどについて解説する。基調講演には、脳科学者の茂木健一郎氏が登壇する。昨年のフォーラムには約450人が来場。今年は600人の参加を見込んでいる。

 開催を前に、IVIAの浅井会長は、「IT機器の検証サービスは、90年代中盤に本格的に立ち上がった。最初はパソコンと周辺機器、ソフトウェア分野で、その後携帯電話に広がり、マーケットは拡大した。パソコンや携帯電話・スマートフォンだけでなく、カーナビゲーションシステムや家電といった分野でも、検証サービスの必要性は高まっている」とマーケットの拡大を語った。

 そのうえで、「今後問題になるのは、『複数の機器のつながり検証』。異なるメーカーの製品をつないで使うことがあたりまえになった今、単体の製品が正常に動作しているかどうかの検証だけでは不十分だ。異なるメーカー、異なるジャンルのIT製品が連携して、問題なく動作するかどうかまで、検証の範囲を広げていかなければならない。そうした『つながりの検証』の仕組みを整備するのは、企業ではなく、私たちのような団体の仕事」と浅井会長は語る。

 IVIAは、来年度から5か年の中期事業計画を実行に移す予定で、計画には、各機器同士の相互接続検証の結果をユーザーに公開するための仕組みを構築する事業を盛り込む。7月4日のイベントで「計画の骨子を話す」(浅井会長)という。(木村剛士)

IVIAの浅井清孝会長