ラリタン・ジャパン(竹永光宏カントリーマネージャー)は、DCIM(Data Center Infrastructure Management)ソフトウェアの営業を強化している。日本国内で、データセンター(DC)事業者などを中心にニーズが高まっていることを受け、パートナーの開拓・育成を進めて販路整備に取り組んでいる。

竹永光宏
カントリーマネージャー
 米ラリタンがラインアップしているDCIMソフトは、インテリジェントPDUの電力モニタリングを集約・管理できる「Power IQ」と、DC内のアセット管理や、ITリソース管理、キャパシティ管理などが可能な「dcTrack」の二つ。2製品を連携させて使うこともできる。また、「Power IQ」は、ラリタン製だけでなく、どのベンダーのインテリジェントPDUにも対応している。

 現状、ラリタン・ジャパンが日本市場で正式に展開しているのは「Power IQ」だけ。竹永カントリーマネージャーは、「国内のDCでは、まずは身近なところからDCの運用コストを適正化する動きがあって、エネルギーをモニタリングして見える化する需要が大きい。当社はインテリジェントPDUの製品力には絶対の自信をもっているし、環境監視のセンサもラインアップしている。ラックまわりからDC全体まで、ユーザーの要望に合わせてモニタリングの需要にスケーラブルに対応できる」と、日本市場の現状と同社製品の強みを説明する。

 しかし、ここにきて、「dcTrack」の国内本格展開も現実味を帯び始めた。「DCIMでITとファシリティを統合的に管理するという考え方が浸透しつつあり、モニタリングだけでなく、DCのオペレーションのためのソリューションについても引き合いが出てきている。ニーズは間違いなくある」(竹永カントリーマネージャー)とし、国内投入を検討開始した。

 そのための準備として、パートナーのさらなる開拓・育成を進めている。竹永カントリーマネージャーは、「『dcTrack』のようなDCのオペレーションを支援するツールは、ユーザーのニーズに応じてさまざまなソフトウェアと連携しなければならないケースが多い。DCの運用やSIのスキル・ノウハウがあり、DCIMの導入支援がきちんとできるパートナーにデリバリしてもらう必要がある」と話しており、既存パートナーとの連携強化も含めて、パートナー網の整備に力を注ぐ。(本多和幸)