ラピン社長は、LESの始動とともにレノボ・ジャパン、NECとの合弁会社であるNECパーソナルコンピュータ、LESの本社を東京・外神田(秋葉原)の「UDXビル」に集約することを明らかにした。3社が密に連携することによって、パソコンやサーバーを組み合わせたソリューションの強化を目指す。
レノボの喫緊の課題であるクラウドの展開については、小林取締役が、「ハイブリッドクラウドのシステムを提供するために、日本のクラウドベンダーが提供するサービスや(日本IBMのクラウドサービスである)『SoftLayer』を活用して、協働のかたちで取り組んでいく」と方針を語った。
米IBMは、今年1月、長期的な経営戦略にもとづいてx86サーバー事業を約23億米ドルでレノボに売却することを発表。8月には、対米外国投資委員会が買収計画を批准した。(ゼンフ ミシャ)