日立システムズ(高橋直也社長)は、10月28日、電力、ガス、水道、鉄道などの社会インフラや、プラント、工場の製造ラインなどで利用している制御システムのネットワーク向けセキュリティ対策サービス「SHIELD 制御システム向けセキュリティ」の提供を開始すると発表した。

 これまで日立システムズが、企業の情報システム向けに提供してきたセキュリティサービス、技術・ノウハウと、制御システムの設計、開発を行う日立製作所インフラシステム社の知見を生かし、「利用期間が長い」「セキュリティアップデートができない」などの制御システムの特性に対応したサービスを新たに追加し、制御システム向けに体系化したもの。

 例えば、「デコイサーバー導入サービス」では、制御システム内に「おとり」になるサーバーを既存システムに影響がないように配置し、制御システムを狙ったマルウェアなどによる標的型攻撃を検知・通知する。これによって、セキュリティ対策導入時のシステムトラブルリスクを大幅に軽減しながら、セキュリティ対策を施すことができる。

 また、日立システムズの「Security Operation Center(SOC)」から提供するシステムのリモート運用監視サービスや、世界の情報網から集めたセキュリティ情報を提供するサービス、CSIRTの運用をセキュリティアナリストが支援するクラウドCSIRTサービス、システムの脆弱性を摘出する診断サービスなど、制御システムに対するセキュリティをトータルでサポートする。

 日立システムズは、社会インフラを管理する事業者や自治体、製造ラインをもつ企業向けに「SHIELD 制御システム向けセキュリティ」を拡販していく。