Skeed(明石昌也CEO)は、超高速ファイル転送ソフト「Silver Bullet」シリーズの販売が好調だ。製造会社や放送局を中心に大手企業からシステム案件を獲得している。直販でのアプローチに加えて、最近は販社経由で大企業を攻める体制も整ってきた。とくにクラウドを切り口とするビジネスは、売り上げが前年比20~30%増で推移するなど、成長し続けている。

細江貴志
副本部長
 Silver Bulletシリーズのなかで、拡販に力を入れているのは、CADなど大容量データの転送に適した「Silver Bullet for Enterprise」と、ウェブ高速化やストリーム伝送が可能な「Silver Bullet for HTTP」の2製品。これまで約120社に納入した実績がある。製造業から引き合いが多いのはSilver Bullet for Enterpriseで、「最近は、ビッグデータ解析のインフラとして採用するケースが出てきた」(細江貴志・パートナ事業推進本部副本部長兼ストレージ事業開発室室長)という。

 直近の例としては、大手製造業が採用。アマゾン データ サービス ジャパンのパブリッククラウドサービス「AWS(Amazon Web Services)」を活用して、オンプレミス型システムとパブリッククラウドサービス間の高速データ転送を実現した。また、Silver Bullet for Enterpriseがグローバルに点在する拠点をつなぐ役割を果たしている。

 細江副本部長は、「一定期間だけデータのやり取りが多く、オンプレミスでシステムを構築していたのでは時間とコストがかかるということでAWSを提案することになった」としている。

多くの放送局でもSilver Bullet for EnterpriseとAWSなどパブリッククラウドサービスを活用したソリューションを導入している。

 Skeedは、昨年までSMB(中堅・中小企業)をユーザー対象としてきたが、今年に入ってから大企業をユーザー対象として製品・サービスの提供に力を入れている。大規模な案件を獲得するために、販社制度を改善して新たな販社を確保。現時点で3社とパートナーシップを深めている。(佐相彰彦)