シュナイダーエレクトリック(安村義彦社長)は、1月1日付で元IBM常務の松崎耕介氏が代表取締役副社長兼IT事業本部バイスプレジデントに就任したと発表した。1月7日の会見では、松崎新副社長がIT事業本部の2015年の戦略を発表。データセンター(DC)向けソリューションの強化に力を入れる方針を表明した。

 フランスに本社を置くエネルギーマネジメントの大手グローバルベンダー、シュナイダーエレクトリックは、近年、UPS無停電電源装置やDC・サーバールーム向けソリューションなど、IT向け事業を強化している。日本市場でも、日本IBMで役員経験がある松崎氏をIT向け事業を統括する副社長に据えることで、ビジネスを拡大する。

松崎耕介副社長

 とくに重点を置くのが、DC/サーバールーム運用の効率化ソリューションだ。ITとファシリティの統合的なエネルギー管理を実現するDCIM(Data Center Infrastructure Management)ソフトウェアの「StruxureWare Data Center」や、モジュール型の電源・ラック・空調アーキテクチャ「InfraStruXure」といった商材を、DC運用のコンサルティングと合わせて提供する。中小規模DCや社内サーバールーム向けには、シスコシステムズのサーバーやネットアップのストレージなどの統合製品「FlexPod」に、シュナイダーの電源管理製品を組み合わせた「FlexPod with Schneider Electric」を展開。省スペースで高効率のサーバールームを手軽に構築できる「データセンターin a box」ソリューションとして訴求する。

 松崎副社長は、就任にあたって、「シュナイダーは、今後大規模化していくDCの運用を効率化するソリューションをエンド・トゥ・エンドで提供できるオンリーワンのベンダー。こうした案件は、企業のCFO(最高財務責任者)に話をもっていくと話が早く進む傾向がある。商談をスムーズに進めるという点で、自分のキャリアを生かすことができる。まずは知名度を上げていきたい」と、抱負を語った。