日立ソリューションズ(佐久間嘉一郎社長)は2月12日、「FutureStage商社・卸向け販売管理システム」の最新版を4月1日に発売すると発表した。

 日立ソリューションズでは、商社・卸のための基幹業務に必要な機能を標準化した「FutureStage商社・卸向け販売管理システム」を08年から販売し、販売管理テンプレートと豊富な部品を組み合わせるセミオーダー方式で、自由度の高い統合システム基盤として、これまで6業種(燃料、紙、住宅設備など)、100社以上に導入してきた。

 今回の最新版では、販売管理テンプレートに新機能を追加するとともにクラウド基盤にも対応し、また開発プロセスを効率化するフレームワークを採用した。これによって、システム構築期間の短縮や導入コストの低減に加え、柔軟で拡張性の高い販売管理システムを実現し、より迅速な経営判断や戦略立案を支援する。

 顧客ニーズに合致したテンプレート機能として、商品別税率設定や明細単位での仕入照合、さまざまな商材に対応可能な柔軟な在庫管理単位などに対応した。UX(User Experience)向上の観点では、直感的に理解しやすい画面デザイン、ファンクションキーも活用したキーボード主体の操作を採用している。また、日立製作所(東原敏昭社長兼COO)の統制IT基盤提供サービス「SecureOnline」のほか、クラウド基盤上での稼働をサポートしている。

 スケルトン方式による開発フレームワークを採用。機能タイプ(登録機能、帳票出力、ワークフローなど)別に10種類のスケルトンを用意し、顧客ニーズに合わせて設計・開発者が変更できる部分と、変更できない部分を明確に区分けすることで属人性を排除し、設計書やプログラムの標準化と生産性の向上を実現する。

 また、JavaScriptのフレームワーク「AngularJS」を採用。JavaScriptの最新ライブラリである「AngularJS」は、HTMLとJavaScriptを分離することでHTMLコードがシンプルになるため、可読性が高まる。これによって柔軟性が高く、少量のソースコードで多くの機能が開発できるようになるほか、タブレット端末やスマートフォンに適した画面開発も容易となる。

 日立ソリューションズでは今後も、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」を通じて、幅広い顧客の業務効率の向上や顧客満足度向上を図り、18年度に「FutureStage 商社・卸向け販売管理システム」の年間50億円の受注を目指す。