【上海発】日系ITベンダーの貝斯(無錫)信息系統(BCH、中山克成董事長)は、パッケージソフトを軸とした中国でのソリューション事業の展開に力を注ぐ。今夏には、販売管理システム「B-Hanbai」を本格的に販売する。

 2008年10月設立のBCHは、現在、約185人の従業員を抱える。資本金は2035万元で、このうちの59.8%をシステム開発会社のベースが出資。このほか、富士通マーケティングや富士通システムズ・イースト、富士通ミッションクリティカルシステムズを主要株主にもつ。

 13年度の売上高は、約4000万元。このうちの約70%が対日オフショア開発で、残りの30%が中国現地ビジネスの売り上げだ。人件費の高騰や円安などの影響で、オフショア開発は大きな成長が見込めず、現在は自社ブランドのパッケージソフトを軸としたソリューション事業の拡大に力を入れている。例えば、会計管理システムの「B-Cross」は、中国で主流の用友や金蝶などの会計ソフトの項目を、日本での勘定項目に変換して帳票に出力する機能をもち、日系企業を中心に約20社が導入している。

 新製品の「B-Hanbai」は、流通・卸売・小売業を主要ターゲットとした販売管理システム。中国ローカルベンダーからの供給を受けて、BCHが自社ブランド化した製品なので、安価で提供することができる。多拠点の倉庫から製品を出荷する企業向けに、物流の管理機能を搭載している。

 藤津敏彦副総経理は、「今年度(2014年12月期)中に5社に提供したい」と「B-Hanbai」の目標を語る。BCHは、今後3年間で売上高の倍増、早期での営業利益率5%の達成を目指す。(上海支局 真鍋武)

藤津敏彦副総経理