米ヒューレット・パッカード(HP)のsmartアレイ事業を買収し、RAIDコントローラ市場でシェアを高めているのが米ピー・エム・シー・シエラ(PMC、グレッグ・ラング社長)だ。既存の製品とHPのsmartアレイを組み合わせた次世代製品の開発を進めながら、クラウドコンピューティング環境に適したストレージソリューションの提供を拡大しようとしている。PMCで販売チャネルとデータセンター関連事業のマーケティングを担当するトロイ・ウィンスロウ・ディレクターに今後の戦略について聞いた。

トロイ・ウィンスロウ
ディレクター
──HPのsmartアレイを買収した効果は?

ウィンスロウ 現段階では、当社がHPに対してRAIDコントローラを提供するようになって、HPとのパートナーシップが深まったという効果が出ている。しかし、今後は買収した効果を製品面で発揮しなければならないと考えて、新世代製品の開発を進めている。

── HPのsmartアレイを取り込むことによって、今後、どのような製品が出てくることになるのか。

ウィンスロウ 今まさに開発中なので、具体的なことは言えないが、当社の技術とHPのsmartアレイを組み合わせることによって、これまでとは比べものにならないほどの高いストレージ性能とデータ保護機能を備えた製品を市場に投入できるようになる。

──製品強化を進めることでPMCが目指す方向は?

ウィンスロウ 現段階でも実現できていると自負しているが、クラウドコンピューティング環境に適した製品を次々と発売していくことを目指している。HPのsmartアレイを保有することでRAIDコントローラやHBAコントローラなどを強化することにつながり、しかも当社はSAS/SATAエキスパンダーカードやフラッシュストレージ(SSD)なども提供している。とくに日本では、「アダプテック(Adaptec)」のブランド力が強く、RAIDコントローラやHBAコントローラでは知名度が高い。その知名度の高い製品を強化し、他の製品も日本市場に浸透させていきたいと考えている。まだ日本市場に投入していない製品もあるが、今後は発売を検討し、「PMC」のブランドを確立していく。(佐相彰彦)