SCSKグループ傘下でSIerのCSK Winテクノロジ(印南淳社長)には、7月15日(日本時間)の「Windows Server 2003」のサポート終了を受けて、新規ユーザーの問い合わせが増えている。サポート終了に関するウェブサイトの情報を充実させたことなどで、これまで取引がないユーザー企業からの相談が急増。マイクロソフト製品に関連するサービスに強いというブランドも効いて、新規ユーザーの獲得が進んでいる。

 CSK Winテクノロジは、マイクロソフト製品を活用したSIに強い。マイクロソフト本社がすぐれたパートナーを表彰する「Microsoft Worldwide Partner Award 2014」では、「Data Platform Partner of the Year」を受賞し、存在感を一層高めた。

 最近では、Windows Server 2003のサポート終了が迫っていることから、取引実績がないユーザー企業からの相談が増えているという。宮添和也・第一事業部第一システム部部長は、「深くおつき合いさせてもらっているユーザー企業とは、だいぶ前から計画を立てて、リプレースを進めているのでバタバタした感じはない。最近多いのは、中堅企業などからの新規案件。今年度の残予算を利用して、最新OSへ移行したいという要望や、経営陣に『サポート切れまでに何とかしろ』と言われて短期間でリプレースしたいという依頼が増えている」と話す。

 CSK Winテクノロジでは、一昨年度にウェブサイトのソリューションページをリニューアルした。Windows Server 2003からの移行ソリューション情報の充実を図ってきた。「マイクロソフト製品に強いという印象をユーザー企業がもっていてくれていることと、ウェブサイトのリニューアル効果、社内エンジニアが執筆したマイクロソフト関連製品の書籍などによって、私たちを知ってもらえて、問い合わせが増えているのだろう」と佐々木一之・第一事業部開発部第一開発課課長は分析している。

 移行ソリューションとしては、単純にWindows Server 2012を活用したオンプレミス型システムへの移行だけでなく、クラウドの要望も高まっていることから「Microsoft Azure」も提案。「(Azureは)以前は競合他社にやや劣っていた印象だが、今は知名度も上がって、戦える状況になってきた」(宮添部長)という。(木村剛士)