台湾VIVOTEK(ビボテック)は、日本で監視用のネットワークカメラの需要が広がると判断し、複数の新製品の販売を開始する。ラインアップの拡充によって日本市場で存在感を出していく。

 今年2月には、フィッシュアイ(魚眼)レンズを搭載したドーム型ネットワークカメラ「FE8180」の販売を開始した。FE8180は、従来の5メガピクセルを備えているほか、壁への設置で180度、天井などへの設置で360度のサラウンドビューを実現する。従来製品の基本性能・機能はそのままに直径90mm厚さ37mmのコンパクトなきょう体に仕上げた。きょう体を小さくしたことで、設置場所の雰囲気を損なうことなくカメラの設置が可能。価格は従来製品の約2分の1に設定して、フィッシュアイのネットワークカメラを普及させることを目的としている。

セキュリティ・安全管理総合展「SECURITY SHOW 2015」でネットワークカメラを披露

連怡瑩
インターナショナルセールス
第二部部長
 今年春に発売する予定の製品は「FE8191/FE8391-V」で、12メガピクセルで4K解像度に対応。これによって、より鮮明な映像を保存することができる。

 監視用のフィッシュアイネットワークカメラは、空港をはじめ、ショッピングモール、駐車場、小売店、銀行やオフィススペースなど、開けた場所を広範囲に撮影できる。海外では、自動車や鉄道などにも導入が進んでいる。日本でも導入が進みつつある一方、監視用カメラとして導入しているのはアナログデータで記録・出力するものがまだまだ多い。連怡瑩・インターナショナルセールス第二部部長は、「当社は、ネットワークカメラだけでなく、ビデオサーバーやネットワークビデオレコーダーを提供していることに加え、撮影した映像を集中して管理できるソフトウェアも提供している。これが他社との差異化につながっている」とアピールする。 最近では、防犯に役立てたり、来訪者の流れを分析して販促活動などに生かしたりと、撮影した映像をさまざまな用途に生かす動きが出ている。このような状況のなかで、VIVOTEKはラインアップを拡充することで需要を掘り起こしていく。

 連部長は、「日本では、2020年の東京五輪開催に向けて、映像を絡めたソリューションのニーズが高まってくるだろう」と捉えていて、ディストリビュータのフォースメディアを通じて新規販社を開拓する。これによって、日本市場でのビジネスを拡大していく方針だ。(佐相彰彦)

近く発売の「FE8191/FE8391-V」(写真左)と2月に販売を開始した「FE8180」