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サイバネットシステム 3次元公差マネジメントツールを長安自動車に納入 中国法人は顧客の9割がローカル企業に
2015/04/23 18:59
週刊BCN 2015年04月20日vol.1576掲載
(上海)
飯田将史
首席執行官
サイバネットシステムの中国現地法人、莎益博工程系統開発(上海)の飯田将史首席執行官は、「製品の機能や品質に加えて、充実したサポート体制が高く評価された」と今回の導入経緯について説明。長安自動車は、「CETOL」だけでなく、莎益博工程系統開発(上海)が強みとしているエンジニアリングサービスも採用している。
飯田首席執行官によると、「中国では、現在、CAEの認知度が高まっており、市場はまさに成長期にある。とくに需要が旺盛なのが、自動車産業だ」という。競合関係については、「CAEの分野では高機能・高品質が要求されるため、競争相手になるのは、グローバルベンダーの場合がほとんど」と説明。安価な製品を提供できるローカル企業が競争優位に立っているわけではなく、外資系企業でも比較的ローカル市場に参入しやすい環境にあるようだ。
こうした市場環境の下、莎益博工程系統開発(上海)は、ローカル企業を主要ターゲットに据えている。同社は現在、約35人の従業員を抱えているが、飯田首席執行官を除いた従業員全員が中国人で構成されている。顧客に占めるローカル企業の比率は9割に達しており、顧客数は年平均30~40%ペースで増えている。
サイバネットシステムの中国を含むアジア地域の売上高比率は2014年度(14年12月期)が4.4%。20年度に、これを10.9%への拡大を目指す。
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