日本金属プレス工業協会(JMSA、小林暢比古会長)は、5月26日、日立システムズ(髙橋直也社長)と協業し、金属プレス業に特化した生産管理システム「JMSA クラウド型 生産管理システム」の提供を開始すると発表した。

 JMSAは、金属プレス工業の高度化と金属プレス製品の品質向上を推進し、ものづくり産業の振興を通じて、日本経済の繁栄に寄与することを目的として設立された組織。14年には、日本経済の構造的な変化やグローバル化の進展を踏まえ、金属プレス企業の競争力強化などの方向性を定めた「新金属プレス産業ビジョン」を作成した。その取り組みを企業がより実践しやすくするため、正確な原価管理、多言語・多通貨対応、生産プロセスの可視化、品質管理、経営データの分析などができる優れたシステムを業界共通の基盤として、提供したいと考えていた。

 今回、新金属プレス産業ビジョンの実現に向けてJMSAと日立システムズが協業し、JMSA クラウド型 生産管理システムの提供を開始する。JMSA クラウド型 生産管理システムは、日立システムズの「FutureStage 金属加工業向け生産・販売管理システム」と「FutureStage 自動車部品業向け生産・販売管理システム」を基にしたシステム。金属プレス企業の多くは自動車用部品を製造しているため、同システムでは、切断寸法・単重などの諸元管理やショット履歴などの金属プレス業界特有の機能に加え、3か月内示などの自動車部品製造業界特有の機能を備えている。

 また、日本語、英語、中国語にも対応しているほか、部門別・製品別での細かな原価管理や生産プロセスの可視化、工程管理・品質管理を効果的に行うための機能、経営指標となるデータを分析できる機能など多彩な機能を搭載。さらに、クラウドサービスであるため、初期導入費用や経常費用を抑え、最短10日間で導入可能なほか、スムーズに業務を開始できるように、日立システムズが操作教育サービスや問い合わせ対応なども行う。同サービスを利用することにより、適切な原価管理や、多品種少量生産の実現、品質向上、原価改善などの経営改革を実践できる。

 今後JMSAでは、全国各地で同システムの説明会を実施するとともに、日立システムズの協力を得て、同サービスの提供を推進していく。JMSAと日立システムズは、JMSA クラウド型 生産管理システムの提供を通じて、金属プレス業界の経営改善・活性化に貢献していく。

システムイメージ

 税別価格は、月額2万5500円から(3ライセンス付き)。初期費用は別途、発生する。