ワコム(山田正彦社長兼CEO)は、6月1日、今年9月にNTTデータ(岩本敏男社長)が提供を開始する予定のクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch(アーチ)」で使用されるデジタルサイン入力用端末として、世界各地の企業や金融機関などで導入が進んでいるワコムのサインタブレット主力モデルの「STU-430」が採用されたと発表した。

ワコムのSTU-430

 CAFIS Archは、店頭の決済端末、タブレットPOSなどに対して、多様な決済機能を提供するクラウドサービス。利用シーンによって端末を自由に選択できることに加え、クレジット、デビット、電子マネーなど、キャッシュレス化を促進する多様な決済手段を利用できる点が特徴となっている。20年に開催される東京五輪・パラリンピックを控え、訪日外国人の増加が予測されるなか、免税書類発行や多通貨決済など、外国人向けサービスの拡充にも強みを発揮する。

 また、CAFIS Archに接続される端末は、日本クレジットカード協会(JCCA)が定めるクレジット/デビット/ICなどの各種カード決済データの送受信や、信用照会などの機能を担う共同利用端末「INFOX(インフォックス)端末」としても利用可能で、ワコムの「STU-430」と合わせてシステムを構成することで、デジタルサインを利用した伝票のペーパーレス化が可能となる。

 CAFIS Archの提供開始によって新たな市場領域が形成されるにあたり、ワコムが培ってきたサインタブレットや液晶ペンタブレット開発での実績と、デジタルペンとデジタルインクを活用した最先端の取り組みなどが評価され、今回の採用に至った。ワコムは、新規市場での利便性の高いデジタルサイン入力の普及によるキャッシュレス取引の広がりをサポートするとともに、その発展に貢献していく。